警察官は、頻繁にドラマや映画などの題材にされます。責任感や正義感が強いイメージがあり、結婚相手の理想の職業として警察官をあげる人もいます。しかし、警察官との結婚生活のメリット・デメリットは案外知られていません。恋人が警察官の人、警察官との結婚を夢見る人、警察官本人にとって参考になる警察官の結婚について紹介します。
警察官と結婚するなら知っておきたいこと
警察官の活躍や警察もののドラマや映画を見聞きして警察官との結婚に憧れる人もいるようです。恋人が警察官の人などにとっても警察官との結婚はどのようなものになるのか興味が湧くところでしょう。警察官と結婚するなら知っておきたい事柄をまとめました。
- 警察官と結婚する上で知っておきたいこと
- 警察官と結婚するメリット・デメリット
- 警察官の結婚時期
- 警察官が結婚したいタイプ
- 警察官との出会いや結婚式について
警察官との結婚生活ってどうなの?
警察官は、国民の安全を守るのが仕事です。一見特殊な仕事のため、家族になると振り回されるのではないか、と不安に思う人もいるでしょう。
警察官と一口にいっても交番勤務や刑事などさまざまな業種があります。普通の会社のように経理や総務・広報といった部署もあるので会社員との結婚生活と大差がない家庭も多いです。
しかし、警察官だからこその特殊な部分もあります。警察官との結婚の特徴を見ていきましょう。
警察官と結婚すると幸せ?
警察官との結婚に限らず、幸せな結婚生活を送れるかどうかは、本人の価値観とお互いの努力によるところが大きいです。警察官は業種や業務形態がさまざまで、資格試験や休日・深夜勤務もあります。
最近は一般企業でも守秘義務を徹底していますが、警察官には一層厳しい守秘義務が課せられています。そのため、家族であっても、現在取り組んでいる仕事について詳しく教えてもらえない・急な呼び出しがあっても理由が分からないといったことが起こりえます。こうした際に、相手の立場を理解ができる人でないと警察官との結婚は不安が付きまとうかもしれません。
警察官との結婚は両親から反対される?
警察官との結婚の際に、両親からの反対がハードルとなる人もいるようです。結婚にあたり身辺調査をされたり、任務によっては身の危険があったりと、子を思う両親が心配をする要素は少なくないでしょう。
ただし、身内に警察官がいることで安心感があったり、警察官は公務員の一種なので経済的に安定していたりと歓迎するご両親もいます。何より、結婚は当人同士の絆や信頼関係があってこそ成り立つものです。「警察官と結婚する」と話して両親がいい顔をしなかった場合でも二人の気持ちが本物あれば乗り越えられるでしょう。
警察官と結婚した女性は結婚後の仕事と両立は?
警察官は忙しいイメージがあるので結婚したらサポートが大変で仕事ができないのでは?と心配する人もいるでしょう。実際には警察官と結婚後も多くの女性が仕事を続けています。
ただし、人によっては奥さんには専業主婦になってほしい男性もいます。彼氏がそのタイプの場合は話し合いが必要です。しかし、警察官という業種によるものではなく当人の価値観であるでしょう。
警察官とはいえ、会社員と大差ない勤務形態の業種・部署もありますが、勤務時間が長かったり、休みが不規則だったりする警察官が多いのは確かです。警察官の結婚相手は仕事や趣味を持って精神的に自立した生活を送るのがおすすめです。
ただし、子どもが生まれた後、警察官と共働きで育児や家事を完全にシェアするのは難しいかもしれません。特に、子どもの体調不良などによる突発的なお休みや早退への対応は期待できないでしょう。
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結婚相手は警察官。結婚前に知っておきたい種類や仕事内容
警察官は一言でいえば、国民の生活・安全を守る公務員です。さまざまな階級や勤務形態・業種があり、どのような教育機関・資格試験を経て警察官になったかによって階級や勤務形態が決まります。
複雑な警察官の階級や勤務形態・仕事内容について見ていきましょう。
警察官の階級
- キャリア組と呼ばれる国家公務員総合職採用
- 準キャリア組と呼ばれる国家公務員一般職(大卒)採用
- 各都道府県人事委員会もしくは各都道府県警察が実地する地方公務員採用試験を合格した採用
の主に3つの方法があります。さらに、警察官になった後、活躍ぶりや資格試験に合格することにより階級が上がっていくシステムです。
階級は警察庁長官と警察官トップである警視総監を除けば警視監・警視長・警視正・警視・警部・警部補・巡査部長及び巡査の8つに分けられます。試験や選考を経て上の階級へ昇格できるのですが、いずれの試験も倍率が高く難関です。階級が上がると給与はもちろん、肩章や胸章が変わります。
最近は、経験や所有資格によって学歴や資格試験に捉われない特別枠で採用されるケースも増えており、この限りではありません。しかし、警察官になるのも出世するのもなかなか難しいようです。
警察官の勤務場所
警察官は主に警察本庁・警察署・交番といった場所で勤務しています。階級によって、活動できる都道府県や市区町村に縛りもあります。交番勤務以外は、制服勤務と私服勤務の警察官が混在しています。
他にも、警察学校や国会、皇居などさまざまな場所で警察官は活躍しています。階級だけでなく、どのような勤務場所・部署に配属されているかによっても、やりがいや働きやすさが異なります。
警察官の仕事内容とは?
警察官の仕事は憲法や刑事法などに応じて国民の生活を守るために、調査や取締り、逮捕をすることです。要人などの警護も警察官の職務の一つです。特に、刑事事件の調査や逮捕はドラマや映画の題材に使われるため、警察官と言えば刑事を想い浮かべる人もいるでしょう。
また、交通安全や生活安全のためのパトロールや免許証・遺失物の取り扱いも重要な警察官の仕事です。警察内部のバックオフィスの部署でも多くの警察官が働いています。
気になる警察官との結婚のメリット
警察官には、一般的な会社員とは異なる勤務形態や出世の方法があります。特殊な世界なので結婚したらどんなメリット・デメリットがあるのか知りたい人もいるでしょう。まずは、警察官との結婚のメリットから見ていきましょう。
収入が安定している
警察官と結婚するメリットの一つはやはり経済面でしょう。警察官は地方公務員、もしくは国家公務員なので収入が安定しています。さらに、警察官は一般的な公務員より給与のベースが高いです。福利厚生面も合わせて地に足のついた生活ができる保証はされています。公務員だけが入居できる官舎もあるため、支出面でも恵まれています。
ただし、残業が多く、階級や所属する自治体によって給与に差があるため、警察官だからといって全員が余裕のある生活ができるとは言い切れないようです。警察官は縦横のつながりが強く、お祝い事や飲み会への参加も断りにくいので出費がかさむという話もあります。
しかし、警察官はローンが組みやすかったり、年金制度がしっかりしていたりと人生設計もしやすいです。安定した老後を送りたい人にはおすすめの結婚相手です。
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身内が警察官という安心感
あおり運転・SNSストーカーなど、現代は誰でも犯罪被害者になりえる時代です。身内に警察官がいれば、トラブルに巻き込まれる心配も減るでしょう。警察官の家族なら詐欺などのターゲットにされる危険性もかなり少ないといえます。この安心感は警察官との結婚の大きなメリットです。
また、警察官は柔道・剣道など武道に携わっている人が多いです。体育会系で序列のある職場のため、頼りがいがあり、礼儀正しいパートナーになる可能性が高いでしょう。
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気になる警察官との結婚のデメリット
経済面や安全面に関するメリットが大きい警察官との結婚ですが、人によってはデメリットと感じる面もあります。そのため、好条件なのに結婚できない警察官もいるほどです。気になる警察官との結婚のデメリットを見ていきましょう。
身分調査をされる
警察官との結婚にあたり、過去の犯罪歴や身内に犯罪者がいないかなどの身辺調査をされる可能性があります。結婚相手やその家族が反社会的組織や団体とつながりがないか、消費者金融への多額な借金がないかなども調査対象になるようです。
結婚前から相手を疑ってかかるような行為をされると引いてしまう人もいるでしょう。しかし、結婚相手本人やその家族を疑っているというよりは、警察官の慣習の一つです。警察官との結婚を考えだしたら、どこかのタイミングで身辺調査をされる可能性は頭に入れておきましょう。
不測の事態が多い
警察官と交際や結婚でネックとなるのが、勤務の時間帯が不規則・転勤が多い・緊急事態の呼び出しがあることです。もちろん危険が伴う仕事のため、ケガや殉職も起こりえます。
普通のカップルや夫婦のように、予定や約束を守ることは期待できないかもしれません。連絡が取れないことや環境の変化・不測の事態にも対応する心構えが必要でしょう。マメな連絡やケア・精神面の安定を望む人にとってはデメリットと言えます。
プライベートも規則に縛られる
一般的な会社員に比べて、重い権限や義務を持つ警察官とその家族は、自分が法律違反を犯すことはできません。ちょっとしたルール違反なども、誰かが見ている可能性があるため、息苦しさを感じることもあるでしょう。
警察官と結婚すると自分を律することが必要と言えますが、普段から規律正しく生きているタイプでないとなかなか難しいですよね。真面目な人の方が警察官との結婚には向いています。
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警察官の平均結婚年齢や結婚のタイミング
結婚適齢期の警察官とお付き合いをしていると結婚を考えているのか、またいつ頃結婚する可能性が高いのか気になりますよね。
結婚の年齢やタイミングは個人の考えによるものが大きいですが、周囲の人に影響を受ける部分もあります。警察官の平均結婚年齢や結婚のタイミングをチェックしていきましょう。
警察官の結婚の平均年齢は?
警察官の結婚平均年齢ですが、人によってばらつきがあるようです。20代前半で結婚する人が一定数いる一方で、40代でも独身の警察官は少なくありません。
独身の警察官は独身寮に入居するのが一般的です。同僚や先輩との共同生活を抜けるために早めに結婚をする警察官は少なくありません。
また、危険や不規則な生活と隣り合わせの職業なので、早めに身を固めてパートナーからサポートを受けたいと考える警察官もいます。家族がいると転勤のタイミングや地域に配慮されるので結婚して家族を持つことは警察官にとってメリットが大きいのです。
反面、警察官は先が読めない多忙な職業です。交際や結婚にリスクがあり出会いも少ないため、結婚できないまま年を重ねる人もいます。
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警察官が結婚する最適なタイミングは?
人によって結婚に適したタイミングは異なりますが、相対的に見て警察官は結婚を意識し出したら、短期間で入籍に至ることが多いようです。多忙なので、1度チャンスを逃すとそのまま結婚できない可能性もあるからでしょう。
さらに、警察官の仕事は危険を伴います。妻や夫には万が一、事故や犯罪の犠牲となった場合、いち早く状況を知らせる連絡が入ります。そのため、将来を意識するほどの相手とめぐり会った場合は、不測の事態に備えて早めに結婚する人が多いようです。
また、警察官は結婚によって独身寮をでられたり、転勤や部署異動で配慮が得られたりと結婚のメリットが大きいです。相手に出会いさえすれば結婚への迷いは少ないと言えるでしょう。
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警察官の理想の結婚相手とは?条件や性格
カップルになったら結婚の可能性が高い警察官は、結婚相手となる可能性がある相手とじゃないとお付き合いに至らない可能性があります。出会いや仲良くなる前の段階から、結婚を意識できるタイプと印象づけることが大切です。
警察官が結婚相手に求める条件や性格を見ていきましょう。
精神的に自立している
警察官は多忙で、休日でも急に仕事になることも少なくありません。そのため、普段はもちろん、急に1人で過ごすことになっても、相手の仕事や立場を理解できるタイプであることが重要です。
1人で楽しめる趣味や打ち込める活動や仕事、家庭を守る覚悟などを持つなど精神的に自立したタイプが警察官の結婚相手には向いています。結婚したい相手が警察官なら、デートのドタキャンや連絡が取れないときなど、腹を立てたり過度に気にしたりしないようにしましょう。
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穏やかで優しい
警察官は職場や家庭の外では緊張状態にあると言えるでしょう。そのため家庭ではリラックスして癒されたいと考えています。結婚相手には穏やかで優しい、癒し系のタイプを求めます。
また、ストレスの多い職業のため、落ち着いた生活を送れるよう、結婚相手には家事能力も求めるでしょう。整理整頓や料理などができる人はポイントが高いです。子育てもパートナーに頼らなくてもある程度のしつけや教育・世話ができる、家庭的で面倒見の良い人が向いています。
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真面目でコミュ力が高い
警察官の家族は、周囲からも『警察官の身内』として見られます。そのため、結婚相手にはあらゆる規則に従って行動できる真面目な人が選ばれるでしょう。
どんなに魅力的でも破天荒なタイプは警察官との結婚には向きません。さらに、結婚相手だけではなく、その家族にも真面目さや規律正しさが求められます。結婚相手に真面目さを望む人は少なくありませんが、家族にまで求められるのは警察官ならではと言えるでしょう。
また、警察官は横のつながりがあったり近所や学校のPTAなどで頼まれごとをしたりすることもあるようです。警察官と円満な家庭を築き、夫婦お互いにとって無理なく社会生活を営むにはある程度のコミュ力は必要とされるでしょう。
警察官と出会える方法・場所
まだ出会ってないけれど警察官と結婚したい人は、どのような方法で出会えばよいのでしょうか?警察官は忙しかったり、プライベートでも警察官としての意識が必要だったりして出会いの手段も限られているようです。警察官と出会える方法や場所を紹介します。
友逹の紹介や合コン
警察官との出会いが欲しければ、つてをたどって警察官の知り合いがいる人から紹介してもらったり合コンを開いてもらったりするのが近道です。お見合いよりカジュアルで相手の素を見られる出会いと言えるでしょう。
しかし、カジュアルな出会いだからと言って、羽目をはずしすぎないようにするのが大切です。警察官は、結婚相手に真面目さや優しさを求めています。食事中やデート中も見極められていることを忘れないようにしましょう。
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結婚相談所
警察官は、恋人や出会いを自分で探すのも大変なため、結婚相談所の割引利用が福利厚生にあるほどです。
反対にいえば結婚相談所を利用すれば、警察官との出会いが期待できると言えるでしょう。さらに、コンシェルジュが性格や価値観の合う人を厳選して紹介してくれるので、自分と合う警察官との出会いが叶うかもしれません。
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婚活パーティや婚活アプリ
相手の職業や条件を絞ってマッチング相手を選べる婚活パーティや婚活アプリも警察官との出会いがありそうな手段です。特に職業別の婚活パーティでは公務員限定のイベントも狙い目ですね。
こうした婚活ツールを使えば、出会いから結婚までがスムーズです。相手も結婚を意識して参加しているので腹の探り合いをしなくて済むというのは大きなメリットでしょう。
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警察官との結婚式あるある!
警察官の結婚式では、お約束ともいえる恒例の段取りがいくつかあるようです。結婚式に夢がある人にとっては結婚前に知っておいたほうが良いこともあります。「警察官との結婚式と言えば!」の結婚式あるあるをご紹介します。
結婚式・披露宴の席順が重要
警察官は職場や組織内での縦・横のつながりが重要な職業です。そのため、ジミ婚や親族だけでリゾート婚を望んでいても盛大な結婚式・披露宴を求められることがあります。
また、披露宴、場合によっては結婚式の席順も重要になることがあるでしょう。カップルのうち警察官側の要望ばかりを通されることもあるかもしれません。
結婚式や披露宴も相手の仕事のしやすさや出世に関わってくると考えて理解を示しましょう。
りりしい!お色直しや式は警察官礼服で
警察官の制服には、特別なときや式典で着用するための礼服もあります。肩章や帽子などが華やかで、りりしい礼服です。多くの警察官が結婚式や披露宴のお色直しにこの礼服を着用し、参列者の目を楽しませてくれます。
お仲間の警察官も礼服で式や披露宴に参加したりするかもしれません。写真映え、さらに思い出に残る結婚式となりそうですね。
同僚が盛り上げてくれる
警察官は仲間意識が強い職種のため、同僚や上司が凝った余興をしてくれることもあるようですよ。逮捕劇や取り調べもののドラマで二人の愛を確かめる内容が人気なようです。体育系ならではの豪快なノリでダンスなどを披露することもあるみたいですね。どちらにしても強い団結力が分かる出し物となるでしょう。
また、参列する警察官の中には出会いを求める人も多いです。独身の友達をエスコートしてくれたり楽しませたりしてくれることでしょう。
結婚するなら警察官は好条件!
警察官の結婚相手には、警察官の仕事と立場を理解し支えてあげる姿勢が必要となりそうですね。とはいえ、一般的な企業に勤める人と結婚するにしても、相手を理解し立てる努力は男女ともに大切です。
警察官との結婚は、結婚後もある程度1人の時間が確保できたり、経済面・安全面で安定していたりとメリットが多く好条件です。「我こそは真面目で穏やか!」と言う人は、「警察官との結婚だから苦労もある」と言うよりは「結婚とはそういうものだ」と捉えるようにしましょう。