気になる2人暮らしカップルの生活費の実情

- 2人暮らしの平均生活費
- 2人暮らしの体験談
- 2人暮らしの節約術
- 2人暮らしの支払いトラブルを避けるには
恋人と暮らし始めると、結構生活費がかかることに驚いている人も多いでしょう。
これまで親元で暮らしていた人、一人暮らしをしていた人など様々ですね。2人暮らしなので生活費は1人暮らしの二倍かかると思いがちですが、うまく節約すれば1人分の費用プラスアルファで済むこともあります。
結婚も視野に入れた2人暮らしなら、今からお金について意識しておきたいですね。
2人暮らしの生活費の平均はどれくらい?
2人暮らしの生活費の平均についてご紹介します。
基本的な家賃や食費だけではなく、公共料金やインターネット代など生活に欠かせない多くの費用について平均をチェックしておきましょう。1人暮らしとの差も確認して、どうしても削れないところと節約できるところを見つけてみます。
ここでは20代カップルの生活費について解説していますので、自分たちの費用と照らし合わせてみたください。
何かとお金がかかる2人暮らしですが、1人暮らしと比べてみるとあまり変わらない部分もあります。平均の金額を確認して節約できそうなところを見つけましょう。
内訳 | 1人暮らし | 2人暮らし |
家賃 | 40,000円 | 80,000円 |
食費(外食費込み) | 30,000円 | 45,000円 |
電気 | 3,500円 | 3,500円 |
水道 | 2,500円 | 5,000円 |
ガス | 2,500円 | 4,500円 |
インターネット・携帯電話 | 7,000円 | 14,000円 |
交通費・理美容・医療 | 8,000円 | 16,000円 |
娯楽費 | 13,000円 | 25,000円 |
雑費・小遣い | 30,000円 | 65,000円 |
合計 | 165,000円 | 258,000円 |
家賃は削れない

生活費の中で一番大きな割合を占めるのは家賃です。
住む場所にもよりますが、都市部の2LDKの平均は約8万円です。1人暮らしの平均は4万円ですが風呂なしトイレ共同だともっと安くなる場合が多く見られます。
同棲を始めるとなると共同というわけにもいかないので、ある程度の設備と広さが必要になるでしょう。複数で生活するに当たり削ることができない必要最低限の費用のため、高くても払うしかない部分です。
2人分の外食費は大きな出費

食費の中でも外食費は大きな出費です。
仲の良い恋人同士ならデートの帰りに食事をして帰るということも多いのではないでしょうか。しかし、同棲を始めるとこの外食費が結構高いことに気づくでしょう。
食後のコーヒーを頼むときも、自然と値段に目が行きがちですね。2人分だときっちり二倍になるため、ちょっとした飲み物代も馬鹿になりません。このため外食自体を楽しむことが難しくなります。
水道光熱費はお風呂の割合が大きい

電気代は1人暮らしも2人暮らしもほとんど変わりません。暖房や冷房もひとつの部屋で一緒に過ごすことがほとんどでしょう。
大きく変わるのはガス、水道です。特にお風呂の割合が大きいということをチェックしておきましょう。特に冬時期、湯船につかり追い炊きを頻繁にしてしまうと途端にガス代が跳ね上がります。
水道代もトイレ、お風呂のシャワーなど二倍になるため1人暮らしとは大きく変わってきます。
インターネット代は結構高い

現代になくてはならないインターネットや携帯電話です。
1人暮らしのときは大して気にならなかった費用ですが、同棲を始めるとモバイル回線なら二倍になります。固定回線とモバイルと両方使うのなら、さらにかさみますね。
できるだけ削りたいのですが、さらにインターネットを使う時間も増えつつあるためなかなか押さえることは難しい部分です。
交通費や理美容は1人ずつかかる

電車やバスの公共交通費、理美容代はきっちり二倍です。
同じく医療費も1人ずつにかかるため、トータルにすると大きい金額になりますね。1人暮らしのときは美容院代や化粧品代は適当に考えていた人もいるでしょう。
しかし、2人暮らしの支出を意識し始めると、節約を考えてしまう部分です。こういった個人でかかる費用は抑えられないため、生活必需費用になってしまいます。
2人暮らしを始めたみんなの体験談
2人暮らしを始めたカップルの体験談をご紹介します。
二人の財布をひとつにすると節約できる反面、喧嘩の元になることもあるようです。
お金の感覚が分からなくて思わず出費が多くなってしまったというケースが多くみられます。このため1人暮らしのときには気にしなかった出費も気になりだしますね。カップルの体験談を参考にして自分たちの生活費を予想してみましょう。
2人暮らしではこれまで気にしていなかった出費が気になりだします。節約の意識を持つため、カップルの体験談を参考にして自分たちの参考にしてみます。
インターネット代で喧嘩になった


会社員
インターネット容量の使い方で喧嘩!
モバイル回線は別々がおすすめです。
彼女とスマホの容量をデータシェアしてみたのですが、向こうがすぐ使い切ってしまい増量を要求してきました。
インターネット代の節約のために始めたシェアですが、うまくいかなったため喧嘩してしまいました。費用はかかりますが、モバイル通信代は個人で払うのがおすすめです。
ネットの使い方まで細かくチェックされるのもお互い窮屈ですからね。
思いがけず家計が苦しくなった


OL
1人暮らしの感覚では同棲は難しい!
2人分の生活費は予想ができませんでした。
これまでの1人暮らしと同じようにお金を使っていたら、大きく赤字になってしまいました。
無駄遣いしているつもりはないのですが、たまのデートでの出費割合が大きく戸惑っています。まだ結婚しているわけではないため、2人の時間を楽しみたいのにお金が足りません。これから節約できるところは節約することで、デート代を捻出しようと思います。
うまく生活費を折半できた


会社員
個人と共同と分けて考えて成功した!
2人の話し合いが大切です。
最初は生活費折半の方法が分からず、彼女ともめていました。これではいけないと思い、二人でじっくり話し合ったところ、個人の消費分については共同にしないことに決めました。
美容院代、医療費、スマホ代など、直接個人が支払う必要があるものはずべて自分が払います。こうすることで、節約意識も目覚めたため無駄遣いも減っています。
2人暮らしの生活費を節約するには?
2人暮らしの節約方法をご紹介します。節約できるところとできないところを見極めて、効率よく生活費のかからない生活を目指しましょう。
まだ結婚しているわけではないので、2人のデート費用を削りすぎるのもさびしいですね。
締めるところは締めて、二人の充実した楽しい生活ができるよう計画してみましょう。簡単なアイデアで節約できるところもありますよ。
2人の共同生活では節約できる部分が多くあります。1人暮らしより2人のほうがお得なことが意外にも多く、結婚生活でも参考になることがあります。
郊外に引っ越して家賃を安くする

家賃を抑えるために郊外へ引っ越します。生活費の中で家賃の割合は大きいため、大きな節約となります。
職場や学校までの距離を考えて、無理のないところを見つけましょう。ただし、交通費が自分持ちという場合は、トータルで考えるとマイナスになることがあります。家賃は安くなっても交通費が跳ね上がっては意味がありませんね。
住む場所は二人の利便性とのバランスが大切なので、同棲の間は住居の広さよりそこそこ便利なところをおすすめします。
外食を控える

これまで恋人同士での外食はデートの一部でしたが、2人暮らしを始めると毎日一緒に食事することになります。
外食しなくとも2人で楽しみながら料理をすることにより、少ない費用で充実した食事をすることができるようになります。
外食をできるだけ控えることで、食費が大きく節約できることに気づくでしょう。結婚前提なら、実を取って栄養面に着目することで食費の考えが変わってきます。
お弁当を作る

食費を抑えるために、お昼はお弁当を持参します。
これまでレストランでランチを取っていたり、お弁当を買っていた人はその費用が浮くことになります。お弁当の作成費用はほとんどかかりません。
夕食を余分に作っておくことや、冷蔵庫の余りものを利用することで、買うより栄養の充実した中身を作ることができるのです。手間がかかるようですが、慣れると簡単に作ることができますよ。
インターネット代を一緒にする

スマホのデータシェアサービスやマンションの固定回線に加入することで、トータルのインターネット代を減らすことができます。
特にマンションの固定回線を契約して、できるだけ自宅でインターネットをするようにすればモバイル容量も少なくて済みますね。
これまでモバイル中心の生活をしていた人は、これを機会にwifi中心の生活に切り替えるようにすると、インターネットの時間を減らすことなく費用を節約できます。
雑貨はまとめ買いする

石鹸やティッシュ、トイレットペーパーなどの生活に必ず必要な雑貨はセールの際にまとめ買いしておきます。
切れたら購入するというやり方を改めて、計画的に買うようにしてみましょう。セールは定期的に行われるため、数カ月おきに2人で買出しに行くようにします。
通販で業務用を大量に買う方法もありますが、ストックしておく場所も必要になるため、2人で話し合い最適な方法を決めましょう。
お風呂は追い炊きを減らす

ガス代の多くはお風呂の追い炊き代です。できるだけ追い炊きを減らすために、2人の入る時間の間隔を短くしましょう。
特に冬は冷めやすいため長時間の追い炊きをしてしまいですが、最初の温度設定を熱めにしておくなどすれば、追い炊きの回数を減らすことができます。
夏はシャワーだけのことも多くなるためガス代が減りますが、冬はとたんに上がります。冬こそ意識して短い時間に入るようにしましょう。
2人暮らしの生活費支払いのトラブルを避けるには?
仲のよい恋人同士でも2人暮らしを始めると、お金のことで喧嘩してしまうこともあります。
このトラブルを避けるため2人で話し合い、適当にお金を使うことを避けましょう。共有部分と個人部分を分けたり、二人の買い物するときはお互いに納得の行くまで話しあったりすることで、スムーズに行くことが多いのです。
始めは戸惑うことも多い2人暮らしですが、恋人と試行錯誤してよい方法を見つけましょう。
最初にお金についての取り決めをしておくことで、トラブルを避けることができます。お金のことは仲の良い恋人でも大きな問題へと発展することもあるため、きちんと話し合いましょう。
2人の専用口座を作る

2人の共同生活費に関しては専用口座を作ります。家賃、水道、電気、ガス、インターネットなど、自動引き落としの費用はここから引かれるようにしましょう。
この際に、折半にする費用と個人で払う費用をはっきり決めておくとうまくいくでしょう。折半する項目についてはこの口座に入金しておき、2人で払うようにすれば喧嘩になりにくくなります。
お金の使い方について話し合う

これまで適当にお金を使っていたのなら、2人暮らしを機会に使い方を話し合いましょう。
節約する部分を確認しておくと、スムーズに生活することができます。公共料金や食費は節約して娯楽費は削りたくないという人も多く見られます。反対にデート費用を抑えて、普段の生活を豊かにしたいという人もいますね。
この点についてしっかり方向性を話し合っておくとトラブルになることはないでしょう。
共有物はお互い確認して購入する

2人で使う家具などの共有物は独断で購入するのではなく、二人で一緒に買うようにしましょう。こうすると後のトラブルにもならず、その場で一緒にお金を出すため納得します。
個人の考えだけで高いものを買ってしまうと、自分は良くても恋人はずっと不快な思いをしてしまうことになります。特に家具やインテリアは、毎日使うもので個人の趣味もあるため納得のいくまで話し合いましょう。
結婚も見すえて楽しい2人暮らしをしよう

2人暮らしの生活費についてご紹介しました。最初は戸惑いますが、要領がわかってくると節約のつぼが分かるようになります。
恋人同士なのだから、2人のデート費用を節約しすぎるのは寂しいですね。締めるところは締めて、二人の時間を楽しめるように工夫してみましょう。
結婚前提なら夫婦生活のシュミレーションにもなるため、生活費についてしっかり話し合ってみると良いですね。