22日に公開となる映画「3月のライオン(後編)」の公開記念スペシャルイベントが15日に行われ、神木隆之介&藤原さくらが登壇した。
主人公・桐山零を演じる神木は前編公開の反響を「友達から『見たよ』『将棋に興味が湧いた』という連絡があって嬉しい。身近な人から聞く声も嬉しいですね」と報告。後編主題歌「春の歌」を歌うシンガーソングライターの藤原も「友達や家族、仕事で会った人たちから『早く後編が見たい』と言われる。私も一ファンとして楽しませてもらっているので『わかる!』と返しています」と広がりを実感。そんな藤原が歌う「春の歌」に神木は「空を見上げたくなるような声をしていて、曲調も温かく、映画が終わった後も温かい気持ちで劇場を後にできました」と思い入れ深い感想を述べた。

この日は観覧客から「新生活を迎えての悩み」を募集。20歳の女子大生からは「将来の夢や目標が昔からない。就職活動も不安」という切実な悩みが。スタートからヘビーな相談に神木は「一言では…ちゃんと話し合いたいですね。それで解決したい。僕らが気軽に答えるには荷が重い」と戸惑いつつも「僕自身も新しい環境に挑むのは不安ですし、新しいことに自ら挑戦するのは怖いです。途中でやめたことだってあります。でも挑戦して続けることでその先にある可能性が見えてくる。色々な事をやってみるのが一つの手。とりあえずやってダメだったら引き返すことも可能です。よかったらやり続ければいい。僕自身未だに怖いです。でもそういった不安を乗り越えてほしいですね」と自らの経験を踏まえてアドバイス。藤原も「少しでも興味を持ったらやってみる。それだけでも前に進めるはず。私も大学生の歳で今から色々と挑戦したいこともあって、それを探している段階。同じ悩みだと思うので、詳しく話し合いたい」と自らに寄せて言葉を紡いでいた。

次の質問は、一人暮らしを始める娘を持つ40代の母親から「傍にいて話を聞いてやれないのが気がかり」というもの。それに藤原は家族と離れて暮らす娘代表として「仕送りが嬉しい」と笑わせながら「仕送りと手紙が添えてあるとなお嬉しい。電話も嬉しいですよね。でも仕送りですかねぇ」とライフライン系を重要視。神木は相談者を自分の母親に重ねて「20歳くらいの時に母から『何も用事はないんだけれど』と電話があった時は『え?ないの?』と思った時期もあったけれど、ここ最近はその時の母親の気持ちがわかるようになった。子供として親に心配をかけたくない気持ちもあるし、悩んでいるのを知られたくない気持ちもある。でもそこは親子ですから。しつこく連絡を取ってください」と断言し「いつか悩みを打ち明けてくれて心が繋がる時がくるので『悩んでない?』とか直接的な言葉でもいいので、しつこく連絡した方がいいです」と背中を押していた。

トークイベント終盤には、藤原による「春の歌」の弾き語りサプライズも。温かみの宿った透き通る歌声が会場を優しく包むと、神木は「映画を見た時の気持ちが鮮明に思い出されました。本当に素敵」と大絶賛。当の藤原は「緊張で変な汗が出ました」と照れつつも「私も温かいです」と笑わせた。最後に神木は「後編はこれから何かを始めようと思っている方、色々な事で闘っている皆さんに見ていただきたいです。皆さんの心に寄り添えるような作品になっていたら嬉しい」と後編公開への思いをメッセージした。

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