ミュージカル『100万回生きたねこ『の斬新な演出で観る者を魅了したイスラエルの鬼才、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックのふたりが新たに手掛ける舞台、百鬼オペラ「羅生門」。芥川龍之介の「羅生門」の世界に、「藪の中」「鼻」「蜘蛛の糸」のエッセンスを加え、さらに芥川本人の人生を、歌やダンスを交えながらファンタジックに表現する作品だ。
描かれるのは、「羅生門」の主人公である下人が、悪に手を染めても生き抜く道を選ぶという選択をするまでの数秒間に、彼の脳内で起きた意識の旅だという。

主人公の下人役を柄本佑、下人に影響を与える女役を満島ひかりが演じる。

今回は、常に下人(柄本)と対峙する男役を演じる、俳優の吉沢亮にインタビューを行い、本作に対する想いや意気込みを語ってもらった。

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-今回の百鬼オペラ『羅生門』で、吉沢さんが魅力を感じたところ、おもしろいと思ったところはどんなところでしょうか?
芥川龍之介の世界観を歌と踊りでやるということ自体、まだ想像がつかないです。インバルさんとアブシャロムさんの『100万回生きたねこ』をDVDで拝見したのですが、賑やかなセットと世界観、という印象が強く、すごくおもしろかったです。でも、芥川の作品は暗い世界観。それを、賑やかに楽しくやるという話を聞いたので、どうなるのかまったく想像つかない感じが、今は魅力なのかな、と思います。
-原作の芥川四作品についてはいかがですか?
芥川さんの小説は小学校の教科書にも載っているとのことで、僕はそのころに読んだ記憶はないですが、子どもでも読めるくらい人間の心理描写がわかりやすく描かれていて、楽しみながら読めました。舞台もすごくおもしろくなる気がしています。
-四作品の中ではどの作品が一番印象に残りましたか?
「羅生門」も「藪の中」もおもしろいけど、僕はけっこう「鼻」が好きです。子どもが好きそうな童話のようなかわいらしさがありますし、普通に楽しみながら読むことができて、でも、よくよく考えたらわりと深くて。

誰しも自分にコンプレックスってあると思っていて。そういうのを抱えて生きているほうが意外と人間は魅力的だったりすると思うのですが、そういう部分をそうは見せずに伝わる感じがかっこいいし、おもしろいなーって。すごく魅力的な作品でした。
「羅生門」も、もろ“エゴイズム”みたいな部分が、読んでいてすごくおもしろかったです。
-3月、インバルさんが来日したときに、妖怪をイメージしたコンテンポラリーダンスのワークショップが行われたとうかがいました。参加してみていかがでしたか?
全然やったことのない内容だったので、新鮮な感覚でした。自分の表現したいものを台詞や声ではなく、すべて体で表現するっていうのが普通のダンスとも全然違うし、想像している動きが全然できない瞬間もあって。もっと体が動くようになったらおもしろいんだろうなと思いました。

この舞台では自分の想像するものを表現できるだけの身体能力がないと多分楽しめないし、ついていけないと思うんです。なので今、必死にレッスンやストレッチをやっています。基礎的なことを早く身に付けておいた方が表現の幅も広がると思うので、今のうちにやれるだけのことはやりたいです。
-今回の舞台のように、体を使って表現するというのは、吉沢さんには新しい挑戦なのではないかと思うのですが。
はい。芝居の中で歌ったり踊ったりすること自体が初めてなので、そういう意味でも新しいですし、最初、「体で表現するってなんだ?」って思っていたんですけど、やってみたらすごくおもしろくて。

みんなで作っていくような感じの舞台だと聞いたので、今後は想像力も必要になってくると思うし、自分がどう動きたいか、どういうものがいいのかという僕の想像力を求められる気もするので、勝負ですね。

今までにも舞台は何回かやっていますが、毎回本当に不安になるんです。特に今回は歌って踊って、しかもコンテンポラリーダンスで、と初めてづくしだし、本当にできるのかなっていう不安は今もありますけど、このお芝居をやり切れば役者としてもレベルアップするだろうなという予感はしています。
-歌はいかがですか?
歌は本当に難しいです。ダンスはできるようになったことがわかりやすいけど、歌は感覚だから…。その場で練習していていきなりできるようになったり、2分後にまたできなくなったり。できている時とできていない時の差が歌は全然わからないんです。だから、やっていてすごく難しい。レッスンの先生に見てもらっていても、自分で聞いているとあまり違いがわからないので、「今のは良かった」と言われても、今のがどう良かったのかはよくわからないんです。
-お芝居をするときなどに、モチベーションを上げたりするために行っていることなどはありますか?
なんだろう、なんだろうな…。家に帰ってからは、ビールを飲みながら漫画を読んだり、動画で芸人さんのネタを見て、大分リフレッシュしています。

漫画で好きなジャンルは、一般的に人気のあるバトルものの少年漫画も大好きなんですけど、人間のエグい部分、ドロドロしたところまでちゃんと描いているリアリティーのある漫画もけっこう好きなんです。そういう作品って読んでいるときに臨場感があって、ドキドキしながら読んじゃうんです。だから芥川作品もおもしろく感じたのだと思います。
-最後に、作品を楽しみにしている方へ一言お願いいたします。
今までに見たことのないような舞台になるとは思います。芥川作品がベースになっているので考えさせられることはたくさんあると思いますし、インバルさんとアブシャロムさんお二方の演出だから、華があるような舞台になるような気がするので、目でも楽しめるんじゃないかな。でも一番は、話に捉われることなく、何も考えずに楽しく見ていただいて、その場の空間を楽しんでもらえたら嬉しいです。

舞台 百鬼オペラ『羅生門』

【東京公演】2017年9月8日(金)~9月25日(月) Bunkamura シアターコクーン
キャスト:柄本 佑、満島ひかり、吉沢 亮、田口浩正、小松和重、銀粉蝶、江戸川萬時、川合ロン、木原浩太、大宮大奨、皆川まゆむ、鈴木美奈子、西山友貴、引間文佳
ミュージシャン:青葉市子、中村大史、権頭真由、木村仁哉、BUN Imai、角銅真実

原作:芥川龍之介
脚本:長田育恵
作曲・音楽監督:阿部海太郎
作曲・編曲:青葉市子/中村大史
演出・振付・美術・衣裳:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック

http://operashomon.com/
【兵庫公演】2017年10月6日(金)~10月9日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【静岡公演】2017年10月14日(土)~10月15日(日) 富士市文化会館 ロゼシアター 大ホール
【愛知公演】2017年10月22日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール

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