勢いと希望に満ちていた「昭和」の時代に活躍した大スター植木等と、その付き人で、後の小松政夫となる松崎雅臣の2人の姿を描いたドラマ「植木等とのぼせもん」(9/2(土)よりNHK総合にて毎週土曜 夜8:15~8:43 全8回)が放送されている。

「明るい昭和」を代表する男と呼ばれ、「スーダラ節」などで日本中を魅了した植木等と、彼の付き人として4年間そばで支え続けた松崎雅臣(のちの小松政夫)との、師弟関係を始め、今の日本からは薄れてしまった熱い、無骨な人情や想いなどが当時の熱気ある芸能界の模様と併せて描かれているドラマだ。

主演の植木等には、様々な役柄を演じ切る山本耕史。さらに共演に山内圭哉・浜野謙太・優香・伊東四朗ら実力派俳優らの顔ぶれが揃う。
そしてエネルギーと夢を持って、付き人として植木を支える事となる若者・松崎を演じたのが、志尊淳だ。

志尊は映画「帝一の國(公開中)」や「覆面系ノイズ(11/25公開)、ドラマ「きみはペット」などで主演や主要な役柄を次々と行っている、現在22歳となる注目俳優の1人。
そんな志尊が今回、「昭和」という1つの時代を生きた、熱い想いを持った同世代の若者を演じる。

まず、“昭和”という今の時代とは様々な事が違う中、志尊はそこに「人の温かさ」やこの時代ならではの良さを色々と見つけたようで、その魅力を熱く語ってくれた。

また俳優としても、今もなお活躍し、様々な人の中にイメージがある“小松政夫”を演じるという挑戦を行う中、何を大切にしているのかという事も、真摯に、真っすぐな表情で聞かせてくれた。

自分がどう見えようと関係ない。とにかく、この作品で今回、観ている者へ伝えたい事とは—

昭和という時代の魅力と、今回役者として志尊が大切にしている事。
「同世代の方にこそ、是非観て欲しいんです」とこれまでに無く、熱く語る志尊の想いに是非、触れてみて欲しい。

インタビューに応えてくれた志尊淳。終始、本作について熱く語ってくれた。

『昭和』という時代に触れて感じたのは「自分」よりも全力で「誰かのために」という熱量の素敵さ

-ドラマを通じて、「現代」と「昭和」という時代の違いや感じた事は?
一概には言えないのですが、まず、ドラマ・笑い・音楽…日本のエンターテイメント全般のルーツが『昭和』というこの時代にあったんだな…と言う事を感じました。
そして、小松さんや植木さんたちが過ごされた時間の一部を、作品を通して感じた印象ではあるのですが、人間関係や熱量が現代よりもすごくあって、ドラマの登場人物たちも全員、余計な事は考えずに、愚直で真っすぐ、人のために献身的に情熱を注げる人達ばかりなんです。
今の日本に無いとは言わないのですが、あまり触れる事がない物だとも感じていて、そこがすごく素敵だなと感じました。

今後ドラマの中で、植木さんが小松さんのために、小松さんが植木さんのために、色々な事を行っていくのですが「自分がやった」という自分目線の考えは一切無く、誰かのために、本気で、心からやりたいと思って、それをやっているんです。

例えば、本当に誰かのために叱る事、怒鳴る事。
(記者会見の場で)山本(耕史)さんも仰っていたんですが、最近そういうことをする人が少なくなっている中、この作品では、相手を思って、全力で本気で向き合うから相手を叱ったり、怒鳴る。でも、関係性が崩れない。
これは”筋を通す“とか”情“とかそういったものがしっかり根付いているからこそ、できる事なのかなと思ったんです。そうした人間関係の部分は、特に印象的だなと感じました。

作品に触れて、直接人と人が、コミュニケーションを取る大切さを再認識

今の時代は、スマートフォンなど気軽に連絡を取り合える手段が普及したことで、人間関係にも変化が出来たと思います。
それが普及した事で良い事もたくさんある反面、消えてしまったものも、色々とあるのかなと感じます。

特に、人に興味を持って、積極的に「直接話す」という機会は減ってしまったのかなと感じます。
僕は下町出身なのですが、僕が子どものころでも、学校の帰り道に近所や商店街の人たちから話しかけてもらったり、構ってもらっていたりしていた。
今は環境も場所も違うので一概には言えないのですが、積極的に誰かに関わっていくような、そうしたコミュニケーションが薄れているのかな…と改めて感じました。

今回の作品においては、僕の周りは色々な経験をされてきた大先輩の方々ばかりなのですが、お話をさせて頂きたい、色々な事をお聴きしたいと思う方ばかり。
自分から飛び込みながら、色々な事をお話しさせて頂きたいなと思っています。

この作品では、何においても「とにかく小松さんの気持ち」を伝える事に全力を注ぎたい。

-今回は様々なベテラン俳優さんが出演され、皆さんと渡り合っていく役どころです。プレッシャーを感じたりされる事は?
尊敬できる大先輩の方ばかりですが、緊張するという事は無くて。
今回の作品では、”自分を良く見せたい”とか、そういった考えは一切無くて、とにかく「小松さんの気持ちを伝えたい」という事だけを考えて、日々全力で取り組ませて頂いています。

実は小松さんからは、当時のエピソードなどは教えて頂くんですが、僕たちを気遣ってくださって、制作からは敢えて距離を置いてらっしゃるんです。だから僕が演じた「松崎」について、小松さんから感想は頂いていません。

小松さんは、皆さんがご存じで、イメージを持っていらっしゃる方。
そうした方を演じるというのは、役者としてはすごく難しい事ではあるのですが、とにかく、この作品で僕が一番お伝えしなければと思っているのは、小松さんに代わって当時の気持ちを伝える事。

プロデューサーさんや小松さんからも「モノマネをして欲しい訳ではなく、想いを伝え欲しい」という気持ちを託して頂いているので、それを大切にしながら、小松さんに対して持っている尊敬の気持ちを最大限を大切にして、演じる事が一番なのかなと思っています。
実は、小松さんやプロデューサーさんからの言葉は、僕自身、気持ちがとても楽になった言葉でもありました。

そうした中でも、色々な事を超えてきた先輩方とご一緒させて頂いていると、「すごいな」「カッコいいなあ…」という部分に触れる事があります。
恐れ多い事ではあるんですが、こんなに貴重な経験をさせて頂ける事は、滅多にないと思うんです。

小松さんのお気持ちを全力で伝えながら、この掛けがえの無い経験の一瞬一瞬を大切にしていきたいと日々思って取り組ませて頂いています。

自分と同じ世代の方にこそ、観て頂きたい。3世代で楽しめる貴重な作品。

-最後に、読者の方へ一言お願いいたします。
僕自身、”昭和”というものに対してのイメージはありましたが、役者をやる中で触れ合う事はありながら、ここまできちんと向き合う機会は、なかなかありませんでした。
この作品を通して、改めて向き合った時「どうしてもっと早く触れなかったんだろう」と思う位、素敵な世界が広がっていたので、僕と同世代の方にこそ、「是非、観てください」と強くお勧めしたい作品です。

この作品は街並みや当時の様子も再現をはじめ、笑いも涙も歌もあって、今は薄れてしまった人間関係の温かさを改めて再発見できるなど、同世代の方に伝えたいメッセージがたくさん詰まっています。

記者会見で山本さんがおっしゃっていたんですが、どの世代の方も楽しめる作品だと僕も思っていて、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんと3世代揃って楽しめる貴重な作品だと思うんです。

全話通して、すごく素敵な、良い作品になっているので、是非ご覧頂きたいですね。

◆ドラマ「植木等とのぼせもん」
勢いと希望に満ちていた「昭和」の時代に活躍した大スター植木等と、その付き人をしており、後の小松政夫となる松崎雅臣の2人の姿を描いた物語。

9/2(土)よりNHK総合にて毎週土曜 夜8:15~8:43 全8回
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=10838

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