人気コミック『花の慶次』(集英社刊)のスピンオフ作品として人気を博した『義風堂々!!』の同名舞台が、2017年11月17日(金)、幕を開けた。

本作の主演を務めるのは、舞台『刀剣乱舞』など数々の話題作に出演する俳優・猪野広樹と、3人組ダンスボーカルユニット“Lead”のメンバーであり、今回は初の舞台主演となる鍵本輝の2人。

今回は、“直江兼続役”の猪野と“前田慶次役”の鍵本、そして、謙信の命により兼続の守護を務め供に行動する“中西次郎坊役”の早乙女友貴にインタビューを慣行。舞台『義風堂々!!』の魅力、そして、稽古場での様子、実際の3人の関係性まで語ってくれた。
―まずは、3人それぞれのキャラクターの魅力や共感できる部分を教えてください。
鍵本:前田慶次は暴れるような歌舞伎者。大ざっぱで、“花火”みたいなキャラクターです。「ドーン!」と打ち上がるようなイメージ。その中にも繊細さを持ち合わせていて、ただ歌舞いているだけじゃない、派手だけじゃないところも出していけたらなと思っています。自分とは遠いようでいて、共感できる部分もあります。すごくいいやつで、友だちに欲しいなって感じですね。

猪野:慶次がパッと大きく咲く花火だとしたら、兼続は…

鍵本:“線香花火”?

猪野:そうですね! でも、チチチチチ…と燃えて落ちてしまうのではなく、“静止画の線香花火”で(笑)。儚くきれいなまま火がついているイメージのままキープをしてください! 青い炎を内に秘めているようなキャラクターだと思います。原作を読ませていただいた時、戦わずして相手を降伏させるやり方を知っていて、状況に応じて戦い方を変えるので、とても頭のいい人だと感じました。そういう部分も含め、面白いことが好きな印象も受けたのですが、僕もふざけたり、共演者を弄ったりするのが好きなので(笑)、そういうところが共感できるというか、似ているなと。
―猪野さんの弄りの標的になっているのはどなたですか?
猪野:後輩だったら(志村)玲於(SUPER★DRAGON)ですね。でも今いちばん弄ろうと企んでいるのは、この二人です(と言って、鍵本と早乙女の肩に手を置く猪野)。まだ弄りきれていなくて…もっと爆発させたいんですよね。稽古が忙しくて、余裕の“よ”の字もないからできていません(笑)。落ち着いた頃に、ガシガシいこうかなと…ウザがられない程度に(笑)。

猪野演じる兼続(右)に使える茂助役の志村玲於(左)
SUPER★DRAGONの唯一無二のダンスパフォーマーとして活躍する志村だが、俳優としても活躍中

早乙女:僕が演じる次郎坊は、もともと上杉謙信に仕えていた忍びで、謙信に対して愛がすごく大きいんです。原作では出ませんが、舞台版では、謙信がいたから生きられたというか、生きる希望ができたというシーンも描かれています。それから、兼続を幼い頃から見守ってきたこともあり、そこへの愛情も深いんです。不器用なところがあって、表には感情を出さないけれど、胸の中には他人に対する愛が溢れています。共感できるところは…何かな。(猪野の肩に手を置いて)やっぱり、この人に対しての愛がすごくあるってことですかね(笑)。

鍵本:僕は初めて友貴くんを見た時、「本当に次郎坊だ」と思いました。雰囲気もそうだし、無口で、どうやって友貴くんとしゃべろうかな…って。

猪野:そうそう!

早乙女:次郎坊と共感できるところはそれもありますね。僕は基本的に、人に対してシャッターが下りているタイプなんです(笑)。仕事場では「仕事をしっかりこなしていればいいや。必要以上に仲良くしなくてもいい」と考えているんです。
―でも、3人で話している感じを見ると、そのシャッターはもう開けられているような気がしますがどのように開けたのですか?
早乙女:僕が一度、食事に誘ったんです。

鍵本:そう! むしろ、友貴くんからシャッターを開けてくれたんですよ。

早乙女:この現場、すごく明るいんです。だから、しゃべっていない僕がすごく淋しい人みたいに思えちゃって(笑)。

猪野&鍵本(大笑い)

早乙女:「俺だけ仕事してる感がすごいな」と思えてきて、ちょっとふざけてみようかなって。正直に話すと、僕は仲良くなるとすごくしゃべるタイプの人間なんです。それで、シャッターを開けて、食事に誘ってみたら…

鍵本:もう全開です! 「こんなにしゃべるんだ!」ってぐらい(笑)。

早乙女:だけど、猪野くんとはまだご飯に行ってないんですよ。

猪野:うらやましいです。僕をのぞいて、なんで二人でご飯行ったんですか!

早乙女:え? 猪野くんがいなかったからでしょ。

鍵本:“バレーボール”やってたよね(笑)。

猪野:…すみません! 僕はその時、高校生をやってました! 一緒に食事ができなかったのは全部僕のせいです(笑)。
―他の舞台ですね(笑)。ちなみに、周りから見て、それぞれが演じるキャラクターとのギャップはどこにあると思いますか?
鍵本:稽古場にいると、みんなそれぞれの役に見えてくるんです。演出のきださんからは、たまに「いま鍵本くんが出てるよ」とか言われることはあるんですけど、僕としては、みんなそれぞれ役っぽいと思う部分が多いので、役柄に合わせたキャスティングになっているのかなと感じています。ギャップは多少なりともあるんですけど、役とリンクしているところが多いと思って、僕はみなさんを見ていますね。

早乙女:猪野くんはまだ合流して日も浅いのでわからない部分もあるけど、相当ギャップがある人なんだろうなというのは感じます(笑)。

猪野:(笑)。開けていきましょ! 僕のシャッターも!

鍵本:この3人以外で挙げるなら、伊藤裕一さん(上杉景勝役)ですね。

猪野:間違いない! 

鍵本:これは本人も言ってますけど、実際は眉間のシワが全くない(笑)。いつもニコニコしてます。

早乙女:原作と真逆な気がするよね。
―では、この原作の最大の魅力とは?
鍵本:“美しい世界観”です。戦国時代が舞台だと、もっと泥臭く、男臭い世界のように思われるかもしれないですけど、それと表裏一体で、美しいと感じる部分も多いんです。原画もそうですが、男の生き様…「義」の世界が美しいという印象です。

猪野:たしかに、煌びやかな世界だなという感じがしますね。あとは強大な敵に、どう立ち向かっていくか。舞台上でいつ斬られてもおかしくないというぐらい、緊迫した空気感を作り出したいと思ってます。稽古場でもその雰囲気ができつつあるし、観客のみなさんにもそれを楽しんでいただきたいです。

早乙女:魅力は、慶次と兼続がどれだけ美しいか…それを実際に観ていただきたいということですね。そして、この二人がいるから僕たちもついていく。慶次と兼次には美しく華やかに舞ってもらい、周りの僕らが泥の中で暴れているのをミックスしていけば、この舞台ならではの魅力につながるんじゃないかなと思いますね。
―魅力といえば、殺陣のシーンはいかがでしょうか。早乙女さんはもう慣れていらっしゃるし、別の作品で拝見した時、動きがしなやかで美しいなという印象でした。
早乙女:いやぁ、今回は泥臭くいきますよ。見た目がだいぶ泥臭い感じなので(笑)。

鍵本:僕、友貴くんの殺陣を見るのが大好きなんですよ!

早乙女:僕が二人を見て感じたのは、運動神経がすごくいいなということです。立ち回りの覚えも早いし。いま全体の流れを合わせたりという時間がメインで、個々の細かい立ち回りまで稽古ができていないので、これから余裕が出てきたら、僕がいままでやってきたことで、何かしらアドバイスできたらいいなとは思っています。

鍵本:いいですね! 早乙女友貴のワークショップ!

猪野:それやって欲しい~!

次郎坊役の早乙女友貴(左)

―さらに殺陣のシーンに深みが出そうですね。稽古場の雰囲気はいかがですか?
鍵本:和気あいあいとしている中にも、緊張感はありますね。

猪野:ムードメーカーというわけではないけど…僕と伊藤さんで玲於を弄るという流れができつつあります。僕も弄られることはありますし、弄られるほうが愛を感じるじゃないですか。(二人の顔を見ながら)僕は弄られるほうが、愛を感じる人間です!…とここでお伝えしておきます。

鍵本:これを言われたら、もう一切弄らない(笑)。

猪野:ということで、この現場で僕は弄るほうに回ります(笑)。
―稽古場の雰囲気は問題なさそうですね(笑)。課題はありますか?

関連するキーワード

iLIP_Staff

iLIPスタッフです。
俳優、アーティスト、アスリート、舞台、アイドル、アニメ…等など、今注目の「イケメン」に関するニュースやインタビュー、コラムをお届け!

登場いただく方が内に秘めてる「想い」や「情熱」、イメージとは違う「ギャップ」などそれぞれのフィールドで活躍される皆さんの魅力を様々な切り口でご紹介して、読者の皆様にお届けしていきます♡

▽ スタッフ紹介 ▽
・Sayu(30代)
推しメン:ユンホ(東方神起)、池松壮亮、荒木宏文、吉原シュート
ビール、深夜ラーメン、焼き鳥、イケメンをこよなく愛するこじらせ30代(独身)
座右の銘:リア充?何それおいしいの?

・MiSoTaSo(20代)
推しメン:福士蒼汰、瀬戸利樹
休日はエステやマッサージに行って癒されてます♪

ピックアップ

アクセスランキング