4月14日(土)から上演の『メサイア −月詠乃刻−』。前作『悠久乃刻』で新たに雛森千寿(山本一慶)が加わり、いよいよ小暮洵(橋本真一)&雛森の物語も本格的に動きはじめる。小暮と一嶋係長(内田裕也)の関係は? なぜ雛森は5年間も眠り続けていたのか? 謎のヴェールに包まれたふたりを演じる橋本&山本コンビが、最新作に向けた意気込みを明かしてくれた。

あらすじを読んで、「小暮、暴走するんだ……」って思いました(笑)

――前作『悠久乃刻』でついに雛森が登場し、小暮と雛森がメサイアとして共に戦っていくことになりました。
橋本:僕はその前の『暁乃刻』から登場していたんですけど、(同期の)御池と柚木がセットのような感じで、小暮は相手がいなかったので、ちょっと孤独を感じていたんですね。しかも、小暮は自分の出自も過去もわからないキャラクター。すごく閉ざされた感覚にいたから、雛森が加わったのは単純に嬉しかったです。僕自身も小暮もやっと開けた感じがしたというか。これから外へ向かって一歩踏み出していくのか、一層固く閉ざしてしまうのかはわからないですけど、どういう展開になるのかといったところも含めて、すごく楽しみです。

山本:謎だらけの雛森の過去も、この『月詠乃刻』からどんどん描かれてくると思います。雛森にもきっと秘めているものがあって、それが明らかになることで、どう周りをかき乱していくのか。演じる僕自身も楽しみな気持ちです。
――このふたりはかなり謎の多いコンビですよね。現段階で言えることは、何かしら一嶋係長が鍵を握っているということくらいで。
橋本:そこがどう掘り起こされていくかですね。

山本:僕らもまだ次にどうなるのか全然わかっていなくて。楽しみに台本を待っているんですよ。
――ヒントとなるのは今回のあらすじ。「暴走する小暮」という一文があります。
橋本:あらすじを見て、僕も「暴走する小暮!?」って驚きました(笑)。ずっとクールなイメージが強かったので、「あ、小暮、暴走するんだ……」って(笑)。

山本:たぶんそこに僕も関わりを持つことになるんだろうけど。

橋本:前回の『悠久乃刻』では、まだふたりの関係性はそこまで描かれていないんですよね。離れてもいないし。

山本:近づいてもいない。

橋本:新しいですよね。今までのメサイアは仲が悪いところ始まって、そこから徐々に心を近づけていくというのが王道のパターン。あるいは、白崎と悠里みたいな逆のパターンもありますけど、まだ何も起きていないというのは新鮮だなって。これは僕の憶測なんですけど、きっと一嶋に関することで小暮が暴走して、それによって雛森との間にも何かが起きるんじゃないかって。ただ、こればっかりは台本を読んでみないとわからない。ぜひみなさんもいろいろ想像しながら楽しみに待っていてください。

『月詠乃刻』は、すべてのキャラクターにとって起点になる作品

――謎が多いだけに、演じるのも大変そうです。
山本:そうですね。僕らも前回台本を読みながら「この台詞はこういうことなのかな?」って話し合ったりはしたんですけど、あまり憶測で固めすぎちゃうと、今後の展開によっては矛盾が出てしまう難しさもあったので。いろいろ考察が残せるラインにとどめながら、キャラクターをつくっていきました。

橋本:僕は、一慶が演じる雛森の態度が、小暮にだけちょっと違うなと感じていて。他の人にはわりとトゲトゲとしているんですけど、小暮に関してはちょっと優しいんだよね。

山本:構成を考えれば、雛森自身が小暮に関して何か気にかけているんだろうなってのは見えたからね。ただそれも心からの優しさなのか、小暮に対して何か闇や怒りがあって、敢えて優しく振る舞っているのかは、見る人によって変わるような、そういう不思議さは残しておきたいなって思ってた。

橋本:僕はいつも役をつくるときは、その人物の過去を自分の中で考えて、それをベースに組み立てていくんだけど。最初に『暁乃刻』で小暮を演じたときは、本当に何もベースがない状態だったので、すごく難しかった。でも一慶は、『悠久乃刻』からちゃんと雛森という人物像を示せているように見えて、すごいなと思ったんだよね。逆に一慶が演じる雛森を通して、僕の中にも小暮の柱ができたというか。そういう意味でも、一慶が入ってきてくれて、すごくありがたかった。

山本:まあここからどうなるかわからないけどね。何と言っても“暴走”するわけだし(笑)。

橋本:役者としてはすごく楽しみだね。

山本:うん。苦しいだろうけど、楽しみ。というか、やっぱり苦しい方が楽しいと思う。『メサイア』に出てくる男たちってみんなあり「我(われ)」を持っている気がして。そういう芯のある男たちが真っ正面から対峙するさまが男らしいし、熱くていいなって思ってた。その点でも、小暮も雛森もまだ我があまり出ていない。きっと今回でそのあたりが描かれてくるだろうと思うし。この『月詠乃刻』は、すべてのキャラクターにとって起点になる作品じゃないかなって気がする。

橋本:うん、始まりという方が強いかもしれない。

山本:その分、今回から新しく観劇する人も入りやすいだろうし、ずっと応援してくださっているファンの方々にはまた今までとは違う楽しみが膨らむ作品になるんじゃないかなって。

橋本:もちろん加々美(杉江大志)は戻ってくるけど、あくまで卒業生という立ち位置で。チャーチの中に先輩がいないという状況は今回が初めて。サクラ候補生にとっては大きな核になるものが見える作品になる気がする。

『メサイア』には映画のような濃厚さと、ドラマのような歴史の重みがある

――ちなみにそんな有賀(井澤勇貴)と加々美の卒業をどんなふうにご覧になっていましたか。
山本:真一は泣いてたよね。

橋本:千穐楽のときね(笑)。『メサイア』ってひとつひとつのストーリーが映画のような濃厚さがあるんだけど、同時にドラマのような歴史の重みもあって、そこが良さなのかなって。特に勇貴はずっと長い歴史を背負ってきてたから、そういう熱さを感じて、泣いちゃいました(笑)。これから僕たちがどういうふうに歴史を重ねていくかはわからないですけど、いつか卒業を迎えたときは、あそこまでは持っていきたいなって思っています。
――現状、おふたりの関係性はどんな感じでしょうか。
橋本:もともとミュージカル『テニスの王子様』で一緒だったんですけど。

山本:そのときはちょっと一緒だったくらいで、全然話もしてなかったから。今回、改めてよろしくお願いしますっていうところから始めて。でも、なぜか全然ストレスがない。

橋本:それは僕も感じていて。こうやって一緒にお芝居をするのは初めてなのに、全然違和感がないというか、早い段階で芝居に対する深いことまで話せるようになってた。まあ、僕自身が待ちわびていたメサイアだったから受け入れ体制が整っていたというのはあるかもしれないけど。

山本:確かに(笑)。どんなやつでも来いっていうね。

橋本:どんな人でも自分にとってプラスを与えてくれるだろうっていう確信はあったしね。で、実際、一慶とやってみたら、まったくストレスを感じなくてやりやすかった。

山本:ストレスがないっていうのが適切な表現だよね。フィット感があるんだよ、真一とのお芝居は。でも今回は、“暴走する小暮”だからね、たぶんふたりの間でベクトルのズレも生まれてくると思う。そこをどう話し合いながら演じていくが、今回の課題だね。

いっぱい話し合って、真の信頼関係を構築したい

――ここからふたりでどんなメサイアになっていくのが理想ですか。

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